2025年10月10日

【体験談】SBI新生銀行のハイパー預金を避けていた私が切り替えを決意した理由

SBI新生銀行の「ハイパー預金」は、年0.42%という高金利に加え、普通預金から自動で資金を移せる「定額自動振替サービス」などが特徴の預金商品です。

私はそのメリットを理解していながら、これまで利用せずにいました。
しかし先日、SBI証券の投資信託の積立設定で“ある資金移動の失敗”を経験し、ついにハイパー預金への切り替えを決意することになりました。

この記事では、

  • なぜこれまで申し込まずにいたのか

  • なぜ今、切り替えると判断したのか

実体験を交えてお伝えします。


✅なぜハイパー預金を利用していなかったのか?

@新生コネクトがまだ使えるから

ハイパー預金を申し込むと、現在利用している「SBI新生コネクト」は自動的に解約されます。この新生コネクトは2026年にサービス終了予定で、新規受付もすでに停止しています。

とはいえ、使い慣れた仕組みをそのまま使いたい気持ちもあり、急いで切り替える必要もないかなと思っていました。


A金利差が小さい(私のケースでは)

私はSBI新生銀行の「ダイヤモンドステージ」に該当しており、普通預金でも年0.4%の金利が適用されています。
ハイパー預金の0.42%との差はわずか0.02%。
このわずかな差のために、ATM出金などの手間などが増えるなら、今のままでも問題ないかも…と考えていました。


BATM出金に手間がかかる

ハイパー預金の残高を引き出すには、一度「普通預金」に振り替える必要があります。
スマホアプリがあれば外出先でも対応できますが、私はスマホを持っていないため、事前に自宅で振替しておかなければなりません

「ちょっと現金を下ろしたい」というときに、この一手間がどうしてもネックに感じていたのです。(私はレアケースかもしれませんが…)


転機:投信積立エラー

そんな中、思わぬ出来事が起きました。

SBI証券の特定口座で「金」の投資信託を複数日積立で設定したところ、約定エラーが発生。

理由は「買付余力が不足していたため」でした。

「おかしいな」と思い確認すると、銀行から証券口座への自動入金が動いていなかったのです。


🔍NISAでは問題なかったのに…

私はSBI証券でNISAの毎日積立を行っており、そちらではSBI新生コネクト経由の自動入金が正常に機能。問題なく積立できていました。

しかし、特定口座には同じ設定が適用されておらず、資金が証券口座に届かなかったために約定エラーとなったのです。


特定口座では、自動入金の設定がされていなかった

SBI新生コネクト自体はまだ有効ですが、口座の種類ごとに自動入金設定が異なることに気づきました。

今後もこのようなエラーが発生する可能性を考慮し、資金移動の仕組みを見直す必要を感じました。


🔄 ハイパー預金への切り替えを決意した理由

今回の失敗をきっかけに、以下の点を踏まえて、ハイパー預金への切り替えを決断しました。

  • 🔹 定額自動振替サービスで、普通預金からハイパー預金へ資金を安定的に移動できる

  • 🔹 普通預金より金利が高い(0.42%)

  • 🔹 SBI新生コネクトが2026年に終了予定なので、早めの移行が安心

将来の変更に振り回されるよりも、今のうちに新しい仕組みに慣れておくことが大切だと感じました。


💳配偶者の口座はどうする?

配偶者名義の口座ではクレジットカードの引き落としがあるため、普通預金に残高を残しておく必要があります。
ハイパー預金は普通預金からの一方向の振替で、ハイパー預金に移した資金からは引き落としができません。

このため、すべてをハイパー預金に移すと支払いができなくなるおそれがあります。

クレジットカードなどの引き落としに対応するため、当面はSBI新生コネクトのまま運用を続ける予定です。

※毎月の支払いがある場合は、普通預金とのバランスを取りながら利用するのがおすすめです。


📌ハイパー預金へ切り替える前に確認したいこと

私と同じようにSBI新生銀行を使って投信積立をしている方は、以下の点に注意してください。


注意点内容
ハイパー預金の申込により、新生コネクトは自動解約される再設定は不可。元に戻せません。
新生コネクト解約により、自動入金サービスも停止
証券口座への資金移動は手動対応に。
自動振替サービスの利用も検討を。
ハイパー預金には、外部から直接入金できない必ず普通預金から振替を行う必要があります。

※「定額自動振替サービス」は、SBI新生銀行内で「普通預金 → ハイパー預金」へ毎月定額を自動で振り替える機能です。証券口座への自動入金とは仕組みが異なります。


💡まとめ:トラブルを未然に防ぐ3つの教訓

  • ✅ NISAと特定口座では、自動入金の仕組みが異なる

  • ✅ 「自動で資金が動く」と思っていても、設定ミスで止まることがある

  • ✅ サービス終了に備えて、早めに資金運用の見直しが必要



🧭 関連リンク


✉️ 最後に

「積立の設定をしたつもりだったのに、うまく資金が動いていなかった」

そんなことは、意外と起こりやすいです。

特にSBI証券 × SBI新生銀行のような連携利用の場合は、それぞれの口座ごとに設定内容を確認することが重要です。

私のような失敗を防ぐためにも、
ぜひ一度、あなたの積立設定・資金移動ルートを見直してみてください。


posted by ミルクパンダ at 17:44| 銀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする