■Facebookで見かけた“激安”KEENサンダル
これは私の配偶者が実際に体験した詐欺被害についてまとめた記事です。
ある日、配偶者がFacebookを見ていると、「KEENのサンダルが2,800円!」という広告が流れてきました。
KEENはアウトドアブランドとして人気があり、
定価では15,000円前後、Amazonでも11,000円前後することが多いです。
送料を含めても約3,200円という破格の安さに惹かれ、配偶者はそのまま購入してしまいました。
■会員登録後、ログインできなくなる
購入時には、メールアドレスとパスワードで会員登録をした上で注文を完了しています。
サイトの見た目は非常に整っており、怪しい印象はまったくなかったとのこと。
ところがその後、再度ログインしようとすると、何度入力してもログインできない状態に。
ログイン操作そのものが無効化されたようで、アカウント管理も一切できなくなってしまいました。
※なお、サイト内の日本語表記の不自然さなどは、今回特に確認できていません。
■数日後、カード明細に謎の請求が…
数日後、クレジットカードの利用明細を確認したところ、
以下のような見覚えのない請求が記載されていました:
📅 時期:2025年9月上旬
💳 請求元:PM *YHT TRADING COMP HONGKONG
💰 金額:3,866円(25.07 USD)
💱 為替レート:154.209円/USD
サイト上では約3,200円だったはずの金額が、実際には3,866円。
さらに、請求元は「YHT TRADING COMP HONGKONG」という聞き覚えのない会社名。
ここでようやく、詐欺であることに確信を持ったようです。
■「YHT TRADING CO., LIMITED」とは?
調べてみたところ、この請求元は、かつて香港に存在していた企業
「YHT TRADING CO., LIMITED(勇通貿易有限公司)」の名義であることが分かりました。
登録国:香港
設立:2019年
所在地:香港・観塘(Kwun Tong)地区
登録番号:2899334
登録抹消:2022年12月(会社解散)
つまり、現在は存在していない法人名義でカード請求が行われていたということになります。
■表示価格より高い請求…為替決済のトリック
請求明細を見ると、決済はドル建て(25.07 USD)で処理されており、
為替レート154.209円/USDで換算されていました。
そのため、サイト上では3,200円のつもりで支払ったものが、
実際には3,866円と請求されていたことになります。
このように、ドル建てにして為替レートで差額を発生させるのは、詐欺サイトでよくある手口です。
■カードは停止・再発行済み、ただしチャージバックはまだ
配偶者は被害に気付いた直後、すぐにクレジットカード会社に電話をし、以下の対応を済ませました:
カードの停止
カードの再発行手続き
その後、チャージバック(不正請求の返金)を申請しようとしたのですが、
カード会社の電話が非常に混雑していて、なかなか繋がらない状況です。
そのため、現時点ではチャージバックの申請はまだ完了していません。
引き続き、連絡を試みて対応を進めていく予定です。
■今回のケースから学んだこと
今回の件を通して学んだのは、以下の点です:
✅ SNS広告は見た目が良くても要注意
本物のブランド品のように見えた偽サイトがどんどん増えています。
✅ 値段が「安すぎる」商品は警戒する
KEENサンダルが3,200円は、今思えば明らかに不自然でした。
✅ 会員登録ができても安心ではない
ログイン不能やアカウントの無効化は詐欺サイトの常套手段です。
✅ 請求元が不明な名義ならすぐ調べる
「PM *YHT TRADING COMP HONGKONG」など、明細に見覚えがなければ即対応を。
特にSNS広告は、本物の企業広告に紛れて詐欺サイトが流れてくることも多く、十分な注意が必要です。
「自分だけじゃなかった」と思っていただければ幸いですし、
これからネットで買い物をする方の被害予防にも繋がれば嬉しく思います。



