2025年09月10日

【旧NISAから新NISAへ】Part1 再投資のメリット・デメリットを徹底検証

🔰はじめに

旧NISA(一般NISA)の非課税期間が終わると、保有資産をどうするか悩みますよね。
特に2024年から新NISA制度が開始されたことで、非課税枠の活用方法が大きく変わり、旧制度とのつなぎ方が重要になってきました。
売却して新NISAで再購入するという選択肢は魅力的ですが、「再投資の恩恵」は本当に受けられるのでしょうか?
この記事では、複利効果と非課税メリットの両面から、その実態をわかりやすく整理します。


💡結論(先に答えを知りたいかたへ)

再投資の恩恵は「部分的に」受けている。

  • ✅ 非課税のメリットあり:値上がり益(キャピタルゲイン)を非課税で受け取れる

  • ⚠️ 複利効果は一時停止:売却→再購入の間に運用が止まり、複利の恩恵が途切れる



📊旧NISA終了時の選択肢と比較


選択肢内容メリットデメリット
@ 課税口座に移す
非課税期間終了後、自動で特定口座へ移管される保有継続可能将来の利益は課税対象
A 売却して新NISAで再購入
売却益は非課税。新NISA枠で再投資非課税メリット継続・新NISAでの運用可能売却タイミングの市場リスク、複利の中断
B 売却して再投資しない
利益確定して終了利益確定機会損失の可能性



🔍 再投資の恩恵を受けている部分
  • 旧NISAで運用していた投資信託が値上がり

  • 売却時のキャピタルゲインは非課税

  • その利益を新NISAに充てることで、元本+利益を再び非課税で運用可能

   →「複利の再スタート」ができる


⚠️恩恵をフルに受けられない理由
  • 売却・再購入の間に市場が上下する「タイミングリスク」

  • 再購入時に価格が高ければ、同じ金額で買える口数が減る

  • 新NISA枠の制限により、旧NISAの運用益全額を移せない可能性


まとめ

再投資によって非課税メリットは継続できますが、複利の途切れや市場のタイミングリスクには注意が必要です。
新NISAへの移行は「ただ乗り換える」だけでなく、戦略的に設計することが重要です。
次回は「高値掴みのリスクと対処法」についても掘り下げていきます。

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posted by ミルクパンダ at 16:54| 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする