🔰はじめに
旧NISA(一般NISA)の非課税期間が終わると、保有資産をどうするか悩みますよね。
特に2024年から新NISA制度が開始されたことで、非課税枠の活用方法が大きく変わり、旧制度とのつなぎ方が重要になってきました。
売却して新NISAで再購入するという選択肢は魅力的ですが、「再投資の恩恵」は本当に受けられるのでしょうか?
この記事では、複利効果と非課税メリットの両面から、その実態をわかりやすく整理します。
💡結論(先に答えを知りたいかたへ)
再投資の恩恵は「部分的に」受けている。
✅ 非課税のメリットあり:値上がり益(キャピタルゲイン)を非課税で受け取れる
⚠️ 複利効果は一時停止:売却→再購入の間に運用が止まり、複利の恩恵が途切れる
📊旧NISA終了時の選択肢と比較
| 選択肢 | 内容 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
@ 課税口座に移す | 非課税期間終了後、自動で特定口座へ移管される | 保有継続可能 | 将来の利益は課税対象 |
A 売却して新NISAで再購入 | 売却益は非課税。新NISA枠で再投資 | 非課税メリット継続・新NISAでの運用可能 | 売却タイミングの市場リスク、複利の中断 |
B 売却して再投資しない | 利益確定して終了 | 利益確定 | 機会損失の可能性 |
🔍 再投資の恩恵を受けている部分
旧NISAで運用していた投資信託が値上がり
売却時のキャピタルゲインは非課税
その利益を新NISAに充てることで、元本+利益を再び非課税で運用可能
→「複利の再スタート」ができる
⚠️恩恵をフルに受けられない理由
売却・再購入の間に市場が上下する「タイミングリスク」
再購入時に価格が高ければ、同じ金額で買える口数が減る
新NISA枠の制限により、旧NISAの運用益全額を移せない可能性
✅まとめ
再投資によって非課税メリットは継続できますが、複利の途切れや市場のタイミングリスクには注意が必要です。
新NISAへの移行は「ただ乗り換える」だけでなく、戦略的に設計することが重要です。
次回は「高値掴みのリスクと対処法」についても掘り下げていきます。
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